メタンやメタノールは、二酸化炭素やバイオマスからカーボンニュートラルにも供給可能な循環型炭素資源であり、将来の脱炭素社会における低炭素・資源循環型物質生産体系の基幹物質として注目されています。当研究室では、これらの循環型C1炭素を燃料や化学工業原料として利用することはもちろんのこと、ケミカルプロセスとバイオプロセスを融合し、環境負荷が低い微生物バイオプロセスによる有用物質生産の原料として用いる循環型物質生産システムとしての「C1ケムバイオエコノミー」を提唱しています(図5)。
メタン資化性細菌や短鎖アルカン資化性細菌におけるメタン酸化やC1代謝生理機能を明らかにするとともに、新規メタン酸化酵素の開発、C1化合物利用能を強化あるいは付与した微生物、新規メタン酸化細胞触媒を創出し、メタンを直接の原料とする微生物バイオプロセスを開発しています。

図5.C1微生物を活用した炭素循環型C1ケムバイオエコノミー
